小鳥の病院

NEWS RELEASE 新着情報

お別れのときに

グリーフケア・トラウマケア

人がペットを亡くされて、悲嘆の状態にあることを「ペットロス」といいます。

悲嘆には、個人差があります。悲嘆が短い方もあれば、長く、複雑な悲嘆の状態になる方もあります。

「悲嘆は、誰にでも起こる自然なこと」だとされています。

 

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つらい思いをされておられる方を、支えるために。
特に、獣医師や動物看護士に、読んでいただきたい本です。

参考図書
・犯罪被害者遺族 トラウマ&サポート 小西聖子著 東京書籍
・犯罪被害者の心の傷 小西聖子著 白水社
・トラウマの心理学 心の傷と向きあう方法 小西聖子著 NHK出版
(グリーフケア・トラウマケアは、犯罪被害者支援と共に発展してきたそうです。)

・死にゆく人と共にあること マインドフルネスによる終末期ケア 
 ジョアン・ハリファックス著 春秋社(アメリカ仏教による緩和ケアの本です。)

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絵本のご紹介です。

ペットを亡くされた方に・・・。

 

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 有名な絵本ですので、きっと、ご存知な方も多いですよね。いつも待合室に置いてあります。

大人にも、子供さんにも。

「わすれられないおくりもの」 スーザン・バーレイ さくえ 小川仁央 やく 評論社

「ずーっと ずっと だいすきだよ」 ハンス・ウィルヘルム えとぶん 久山太市 やく 評論社

「小さい死」と「大きい死」

ちょっと難しい話です。

現代社会は、死を「忌み嫌うもの」として排除してきました。
そして、人の死は、隔離されて、病院で迎えることが当たり前になりました。(今はそれが少し見直されつつあります。)それでも、私達の生活は自然から遠ざかっています。特殊な職業でない限り、大人も子供も、日常で、様々な死に遭遇する機会が少なくなりました。

「死」には、「小さい死」と「大きい死」があるそうです。*「小さい死」は、ご家族やご友人など、身近な人の死や、ペットなどの動物の死です。
そして、「大きい死」は、自分の死です。

人は、生きている間に、いくつかの「小さい死」を体験します。いつか「大きい死」を迎えるまでに、ペットは、人に「小さい死」が何であるのかを身をもって教えてくれます。

以前、ご年配の男性が、ご自分の飼っておられる終末期のセキセイインコに向かって、「小鳥なんか、自分に、明確な死生観など持っていないですよね・・・。」とぽつりとおっしゃいました。

ある動物学者の本には、「動物は自分と他の動物とを比べたりはしない。その自分の状況を受け入れる。」という風に記されておりました。

静かに、見守っていきましょう。

参考図書(文章を書くのに参考にさせていただいた死生学の書籍です。)
*死生学がわかる AERA Mook 38-41 樋口和彦
死を受容する心理学 死は生の中で常に成長している
・死生学(1) 211-234 大井玄 「自分の死」を死ぬとは
・死ぬ瞬間 E・キューブラ―・ロス 読売新聞社
・病院で死ぬということ 山崎章郎 文春文庫
欧米では「死学、Thanatology」を、日本では「死生学」という言葉が使われています。書籍は他にも沢山ありますね。